三島由紀夫全集を含む文学全集の整理事例
先日、サンブックスでは義理父の遺品整理をきっかけとした古本の出張買取に伺いました。
ご依頼主さまは30代の方で、ご自宅の整理を進める中で、本棚一面に並んだ書籍を前に「どう扱えばいいのか分からない」と感じ、当店にご相談くださったそうです。
事前に調べていく中で「全集」という言葉が目に留まり、価値が分からないまま処分するのは気が引けたことが、出張買取を依頼された理由でした。

音楽やレコードと同じように残されていた書斎の本棚
お伺いしたお宅には、落ち着いた雰囲気の書斎がありました。
そこには文学全集や評論集がまとまって保管されており、長年大切に読まれてきたことが伝わってきました。
音楽やレコードが好きな自分から見ても、こうした本棚はどこか共通点があります。
好きなものを、少しずつ揃えて、きちんと残していく。
その積み重ねが、そのまま棚に表れているようでした。
出張買取でお預かりした三島由紀夫全集について
今回のご相談の中で、特にまとまった形で保管されていたのが三島由紀夫全集です。
三島由紀夫は、小説だけでなく、戯曲や評論、随筆まで幅広く作品を残した作家です。
全集は、それらの仕事を時系列やジャンルごとに整理し、まとめて読めるよう編集されたものになります。
新潮社をはじめとする出版社から刊行された全集は、造本がしっかりしており、外函付きで保存性も考えられています。
そのため、遺品整理の現場でも、比較的状態が保たれていることが多い印象です。
全集がまとめて残っていることの意味
全集は、途中で欠けてしまうことも多い書籍です。
引っ越しや整理のタイミングで一部だけ処分され、気付いたら揃っていなかった、という話もよく聞きます。
今回のように、巻数がまとまった状態で残っていると、
「しっかり読まれてきた本なのだな」という印象を強く受けます。
三島由紀夫全集も、単行本一冊ずつとは違い、全集としての構成や編集意図が評価される資料です。
そうした点を踏まえて、一冊ずつ状態を確認しながら拝見しました。
遺品整理で全集が見つかったときの考え方
遺品整理の中で全集が出てくると、
「古い本だから価値はないのでは」と感じてしまう方も少なくありません。
ただ、全集は読むためだけでなく、
資料性や収集物としての側面を持っていることも多いです。
無理に手を入れず、そのままの状態で相談していただくことで、
内容や揃い具合を踏まえた判断がしやすくなります。
サンブックスの古本出張買取について
サンブックスでは、遺品整理や蔵書整理に伴う古本の出張買取を行っています。
文学全集や専門書など、量が多く運び出しが難しい場合でもご相談いただけます。
今回のように、
「全集で調べて出てきたから依頼した」
という理由でも、まったく問題ありません。
本を大切にしてきた方の気持ちを汲み取りながら、
次に必要とされる場所へつなぐお手伝いができればと考えています。
三島由紀夫全集を含め、古本の整理でお悩みでしたら、
写真を添えてお気軽にご相談ください。




